去る2/1(土)、みんなの「千年希望の丘」育樹&みんなの餅つき! を開催致しました!
2019年度最後の岩沼復興アグリツーリズムは、一日晴天に恵まれ、気持ちの良い青空のもとでの開催となりました!
ツアーでは以下のアクティビティを行いました!
* 「千年希望の丘」 育樹作業
* 「いわぬまひつじ村」 餌やり体験
* みんなの餅つき!
* ワークショップ(葛の蔓でリース作り&節分!鬼のお面作り)
* みんなの豆まき!
* 「八の字公園」 薬膳ファーム整備
* 岩沼震災語り部
当日は朝早くから、みんなの家で直売している野菜などの生産者である”かあちゃん”たちが、お餅とお雑煮を作ってくれました!
地元玉浦の野菜をふんだんに使い、煮込んでいきます♪
◆ 開会式
参加者の皆さまが到着! みんなの家にて開会式を行いました。
一般社団法人岩沼みんなのアグリツーリズム&イノベーションの代表理事を務めてくださり、岩沼地域協力者の一人でもある、谷地沼さんよりご挨拶いただきます!
岩沼みんなの家の建設、および運営をしているインフォコム株式会社の取締役CSRO兼、谷地沼さんと共に一般社団法人岩沼みんなのアグリツーリズム&イノベーションの代表理事を務める尾崎さんからもご挨拶を頂き、一行は「千年希望の丘」へと移動します!
◆「千年希望の丘」にて育樹作業
「千年希望の丘」は、東日本大震災の復興のシンボルとして整備されている丘です。
津波によって人が住めなくなってしまった土地を活用しており、岩沼市の沿岸約10kmに渡って”丘”が繋がれています。
震災2年目からは、この丘への植樹活動が行われ、中高木、低木の様々な樹木が植樹されました。
そして、約10年後には立派な森へと成長し、津波から町を守る”緑の堤防”として機能すると言われています!
今回はそんな「千年希望の丘」にて、樹木の成長の妨げとなる葛(くず)の退治や除草を行い、復興活動の一端を担いました!
暖かくなると、雑草はどんどんと成長してしまい非常に厄介です。
そのため、まだ寒い今のうちに、根っこから引き抜いてしまいます!
作業中にてんとう虫を発見!
みなさんの頑張りのおかげで、見事に除草することができました☆
◆「いわぬまひつじ村」にて餌やり体験
一行は「いわぬまひつじ村」へ移動し、スタッフの浅川さんから、ひつじ村の誕生エピソードについてお話しいただきました!
「いわぬまひつじ村」のある場所は、元々は住居が立ち並んでいた場所でした。
しかし東日本大震災後、居住禁止区域となってしまい雑草だらけの荒れ果てた土地に。
そんなある日、除草目的でやってきた2頭のひつじたちによって、この土地は見事にきれいになったのです!
そして今では農園を拓き、毎週日曜日には市まで開催されるまでに!
ひつじたちのお陰で、多くの人々が集う、岩沼市の観光名所の一つとして復活を遂げたのですね☆
それでは! いざ餌やり体験へ!
村のひつじたちは今ではなんと、29頭にまで増えたそうです!
◆みんなの餅つき!
餌やり体験のあとは、お待ちかね!みんなの餅つき!です。
“みんなの餅つき!”は、どなたでも参加していただける地域交流イベントですので、当日は近所の玉浦地区の子どもたちや、仙台から参加してくださった方々とも一緒に行いました!
小さな体で重い杵を力強く持ち上げます!
よいしょー!
お母さんと協力してお餅をつきます♪
餅つき待ちのかわいい列までできていました!
つきたてのお餅は、朝から準備してくれていた、かあちゃん特製”お雑煮”でいただきます♪
みなさんの笑顔が輝いていますね!
当日はなんと、宮城県庁の方や岩沼市役所の方々も駆けつけてくださいました!
ご多忙にも関わらず、足をお運びいただきありがとうございました!
◆ワークショップ(葛の蔓でリース作り&節分!鬼のお面作り)
午後最初のアクティビティは、午前中に退治した葛の蔓(つる)を使ってのリース作りです。
蔓を上手に編み込み、リボンやお花をつけて自分だけのリースを作っていきます!
完成!
なんともほっこりな仲良し親子♪
また、2/3(月)は節分!ということで、手作りの鬼のお面作りも行いました!
◆みんなの豆まき!
手作りのお面をかぶり、いざ豆まきです!
狙いを定めて・・・
おにわぁーそとー!
みなさん、本日一の弾ける笑顔で楽しんでおりました☆
◆「八の字公園」 薬膳ファーム整備
みんなの家のすぐ近くにある「八の字公園」は、2019年度から市の依頼を受けて管理をしている公園です。
大津波の被害も受けたこの公園に、昨年12月より岩沼農業6次産業化の一環として、薬膳果樹の試験栽培をスタートさせました。
この日は12月に植えた苗木の根を保温し、雑草が生えないように藁を敷き詰める”マルチング”の作業を行いました!
最後に敷いた藁が飛んでいかないようにロープで固定し、作業は終了です!
◆岩沼震災語り部
最後は”語り部”。
谷地沼さんは震災後、防災士の資格も取得し、小学校の防災教育や震災の経験・教訓を伝える”語り部”としても活動されています。
そんな谷地沼さんからの貴重な”語り部”に、耳を傾けました!
◆閉会式
閉会式を行い、ツアーは終了です!
ご参加頂いたみなさま、ご協力頂いたみなさま、ありがとうございました!
このように、”岩沼復興アグリツーリズム”は、
震災復興支援だけでなく、大人も子どもも楽しめる素敵なツアーとなっております!
まだ参加されたことのない皆さま方!参加いただいた皆さま方も!
来年度のご参加を心よりお待ちしております♪
(text by k)