去る4月20日(土)に「千年希望の丘」岩沼復興アグリツーリズム ~TOYO TIRES宮城のおいしいおすそわけキャンペーン当選者対象ツアーを開催しました!
10:00に岩沼駅を出発し、まっすぐTOYO TIRES仙台工場に向かいます。
めったに見れない工場見学に一同ワクワク!
タイヤづくりの“いろは”を工場総務課長よりレクチャーいただいた後、いざ工場内部へ!
数十の部材を組み合わせてつくられる様子を間近に見て、「タイヤって型にゴムを流し込んで作るのかと思ってた!」「タイヤの溝ってこうやってできるんですね!」と驚きの声が沸きます。
また、タイヤの原型「生タイヤ」や出来立てのタイヤを実際に触っていただいたところ、「ベトベトする!」「まだ温かいよ!」などみなさん興味津々。まさに五感をフル活用した工場見学に、子どもも大人も大興奮でした。
※工場の写真はToyo Tire CorporationのFacebookページより許可を頂い
TOYO TIRES仙台工場を後にした一行は、みんなの家にてお昼ご飯♪「みんなのカフェ!」看板メニューの米粉DOGと玉浦産新鮮野菜たっぷりの野菜スープをいただきます!
午後の活動のためのパワーを充電し、農業体験に向かいます!
今回の農業体験は「みんなの直売!」の生産者の1人である阿部さんに協力して頂き、つぼみ菜の収穫を行いました!
阿部さんにつぼみ菜の説明をして頂き、収穫スタートです!
実は、つぼみ菜は農薬いらずのお野菜なんです!アクがないつぼみ菜は、生のままでもおいしくいただけますよ!(^^)!
甘くておいしいので、ぜひ食べてみてくださいね!!
阿部さんの畑を後にし、千年希望の丘に向かいます。
岩沼市では震災時に、住民が避難できる時間を稼ぐため、コンクリートの防潮堤、千年希望の丘、森の防潮堤、貞山掘の4つのバリアが設けられています。
バリアの1つである「千年希望の丘」は、震災の記憶と教訓を後世に伝え遺していくため、愛と復興のシンボルとしてつくられました。
丘は震災瓦礫を使用してつくられ、頂上には、非常時に簡易かまどとして使用できるベンチや非常食などが備えられています。
まずは、震災の教訓を学ぶために建てられた千年希望の丘交流センターで、震災時の様子を記録したDVDを鑑賞し、その後、一般社団法人岩沼みんなのアグリツーリズム&イノベーションの代表理事である谷地沼さんの震災語り部に耳を傾けます。
震災時の岩沼の様子や、岩沼がいち早く復興を成し遂げた理由、震災の経験から学んだことを、親しみやすく語りかけてくれます。
震災を経験した谷地沼さんだからこそ伝えられるメッセージを聞くことが出来ました。
震災から8年が経ち、当時の記憶は薄れてきてしまっています。しかし、災害はいつ起こるかわかりません。だからこそ震災の教訓を後世に伝え遺していく必要があるのです。いざという時に、自分の身を守ることができるのは自分しかいません。震災が起こった時どう行動するのか、ご家族やご友人と話してみてくださいね。
震災語り部に耳を傾けた後は、森の防潮堤の育樹活動を行いました。
「森の防潮堤」は、千年希望の丘同士をつなぐ園路に、その土地本来の木々たちを植えることで機能する防潮堤です。
これまで多くの方々の手によって多くの苗木が植えられてきました。植えられた苗木は30年後には森となり、私たちの命をまもる防潮堤として機能します。
植えられたばかりの苗木はまだ小さく、自然界で生きていく力がありません。そのため、成長の邪魔となってしまう植物を取りのぞく必要があるのです。
今回育樹活動を行ったのは、2018年度第1回アグリツーリズムで植樹をした場所です。
育樹活動のあとは、岩沼ひつじ村を見学しました。
まず松尾さんにひつじ村について説明をして頂きました。
「岩沼ひつじ村」も震災後整備された場所。ここはもともと住宅地だった場所ですが、震災後草が荒れ果ててしまいました。
そこに除草目的で2頭のひつじを連れてきたことから始まりました。
最初は人が来なかった場所ですが、ひつじがいることを聞きつけて、かつてそこに住んでいた方をはじめ、多くの方が来るようになりました。
そこで、玉浦の住民の方々と協力して整備を進めていきました。ひつじ村にある小屋や柵はすべて手作りのものなんです。
最初2頭だったひつじは35頭まで増えました。
お待ちかね!ふれあいタイム!!
可愛い姿に癒されますね♪
みんなの家に戻り閉会式。
岩沼市役所商工観光課長の渡辺さんが足を運んでくださいました。
今回のツアーも大きな事故や怪我なく、無事に終えることが出来ました。ご協力頂いたみなさま、ありがとうございました!(^^)!
ぜひ今回のツアーのことをご家族やご友人に教えて下さい!
そして、また岩沼に足を運んでいただけると嬉しいです。みなさんと再びお会いできることをスタッフ一同楽しみにしています!!
(text by m)