2月14日(金)、岩沼みんなの家の震災伝承・防災学習の取組みとしての新たな岩沼復興ツーリズムの一環として、防災キャンプモニターツアーを開催いたしました。
今回のモニターツアーには岩沼市役所まちづくり政策課と危機管理課職員の皆さんと、玉浦中学校の2年生71名、JTB仙台支店さんが協力してくれました。

午前中のプログラムは、(一社)岩沼みんなのアグリツーリズム&イノベーション代表理事の谷地沼富勝さんと千年希望の丘・交流センターへ向かい
復興のあゆみのDVD視聴、丘へ登りモニュメントの説明や防災ベンチの使い方などを学びます。





一見、普通のベンチですが…?


座面の板を外すと、中が火を起こせる防災かまどになっています。



中々見ることができない防災ベンチの”中身”。
玉中生たちも興味津々で観察していました。
午前のプログラムはここまで。
玉中生たちは給食を食べに学校へ戻ります。
スタッフ一同の昼食。
岩沼みんなの家の通販でも販売している宮城県産ひとめぼれ。こちらを使用した”備蓄用アルファ化米”を現在鋭意製作中です。
まずはサンプルが出来上がりましたので、試食を兼ねた昼食です。



岩沼みんなの家特製の豚汁もご用意。
アルファ化米は備蓄食品とは思えないくらい美味しいとの感想をいただけました。
午後のプログラムは玉浦中学校体育館に戻り、始まります。
まずはアルファ化米試食の為の準備。
スタッフ分はお湯で作りましたが、玉中生の皆さんはお水で。
お水では、完成には60分程度かかるので先に作ります。

裏面をよく確認しながら。


アルファ化米の出来上がりまで、次のプログラム”避難テント作り”を体験。
各クラス6組の班に分かれ、避難所に設置するテントやパーテーションの組み立てから片付けまで行います。
まずは体育館2階にある、備蓄物資の部屋からテントを運ぶところからスタートです。
見た目より意外と重量がありそうです。





寝転がってみて居心地も体験。




コツがいるので、市役所職員の方にお手本を見せてもらいながら畳みます。
そしていよいよアルファ化米の完成。
待ちにまった試食タイムです。



塩をつけていざ実食。


常温のお水で作りましたが、中学生たちにもおおむね好評でした!
試食が終わり、次は体を動かすプログラムです。
一つ目は”防災グッズジェスチャーゲーム”
沢山の並べた防災グッズの中から、ジェスチャー担当がどれを表現しているか当てるゲームです。

お題をもらいジェスチャー披露!



お題だと思う防災グッズをもってチームへ戻り答え合わせをします。
悩みながら防災グッズを手にチームへ戻ります。
ゲームを楽しんだ後は、サプライズの避難訓練。
訓練用の警報音を鳴らし、どのような動きをするのか確認しました。
(今回避難は割愛させていただきました。)

小学生のころからの訓練が身についている玉浦中学校の生徒たちは、スムーズに身を守る行動を取り始めることができました。
最後のプログラムは防災カルタクイズ!
スクリーンに避難所で気を付けることを描いた防災カルタを5枚映し、どんな意味があるか当ててもらいます。



最後は今日の振り返りの時間です。
モニターツアーでしたが、玉浦中学校の生徒たちも改めて防災を学べるツアーとなりました。


さらにブラッシュアップして、防災キャンプツアーを充実させていきたいとおもいます!
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。