9月7日(土)にみんなの「千年希望の丘」育樹祭2019&農業体験ツアーを開催しました!
朝は生憎の曇り空でしたが、多くの方に参加して頂きました。
みんなの家で開会式を行いツアースタートです!!
午前最初のアクティビティは育樹祭。
今回は長谷釜地区の除草を行いました。
千年希望の丘では震災後から、その土地本来の木々からなる森の防潮堤づくりが進められています。
植えられた小さな苗木は10年もすれば立派な森となり、私たちの命を守る防潮堤となります。
この防潮堤を完成させるためには、苗木が自分の力で大きく育つことが出来る様になるまでの草抜きが重要です。
育樹祭の開会式を行い、育樹スタート!
一般社団法人岩沼みんなのアグリツーリズム&イノベーションの尾崎代表理事からの挨拶もありました!
尾崎代表理事が見守る中、育樹を進めます。
気温が徐々に上がり、立っているだけでも汗が出るほどに。。。
汗だくになりながら作業を進めます。
今回は苗木を覆う位マメヅルがはびこっており、悪戦苦闘。
苗木を傷つけないように丁寧に抜いていきます。
1時間ほど作業を進めると苗木が見えるようになりました!
長谷釜地区での育樹活動が終わったら、薬膳ファームの草抜きに移ります。
この薬膳ファームは、6次化を目的として2018年5月にクコ、クワ、ナツメ、サンザシと4種類の薬膳種を植えました。
今は試験段階ですが、本格的に収穫できる様になればジェラートなどに使用する予定です。
薬膳ファームの育樹が終わり、すぐ近くにある岩沼ひつじ村へ移動しました。
ひつじ村の松尾さんにひつじ村について説明をして頂きました。
この岩沼ひつじ村も震災後につくられてきた場所です。
もともと住宅地だったこの場所は、津波によって甚大な被害を受け居住禁止区域となりました。
その後ずっと放置された土地は荒れ果て雑草だらけになってしまいました。
そこに除草目的で連れてこられた2頭のひつじ。そこから岩沼ひつじ村の歴史は始まりました。
ひつじがいることを聞きつけ、ここに元々住んでいた方を含め徐々に人が集まるようになりました。
それから月1回のWSを開催し、柵や小屋などをつくり、ひつじ村を発展させてきました。
お待ちかねのもぐもぐタイム!もこもこしていてかわいいひつじ達が寄ってきました!!
大好物のキャベツを前にひつじも嬉しそうです!
癒されますね!!
ひつじ村と戯れた後は、収穫体験!
ひつじ村内にあるひまわり農園にご協力頂き、ピーマンとなすの収穫を行いました。
ひまわり農園の菅原さんにひまわり農園のことについて説明して頂きました。ひまわり農園はひつじ村の運営団体と障がい者就労支援施設のひまわりホームが共同で管理している農園です。
おいしそうなピーマンとナスですね!
午前の活動はここで終了です。
みんなの家に戻って昼食を食べて体力を回復してから午後の作業に移ります。
午後最初のアクティビティは花壇づくり。
今年度からこの花壇のある恵み野二丁目公園を管理しています。
前回のツアーで植えたペチュニアの元気がなくなってきたので、ペンタスを補植しました。
大きく育ってほしいとの願いを込めて丁寧に植えます。
3つの花壇が完成しました。
花壇①
花壇②
花壇③
ツアーの最後は震災語り部で締めます。
語り手は一般社団法人岩沼みんなのアグリツーリズムの谷地沼代表理事。
谷地沼さんはみんなの家のある玉浦地区生まれ玉浦地区育ちの方で、みんなの家の良き協力者です。
震災当時の状況や、そこからどのように現在へ進んできたのかをわかりやすく語りかけます。
参加者のみなさんお疲れ様でした。
当日は太陽が照りつける中の作業となりましたが、みなさまのご協力のおかげで無事に終えることができました!
ありがとうございました!!
(text by m)