豆腐は消化がよく、胃腸の働きを整えて体を潤す働きがあります。豚肉は疲れやストレスから体を守り、長ねぎと組み合わせることでビタミンB1の吸収力が高まり、疲労回復、夏バテ予防に効果的です。八角や香菜は血行をよくし、食欲増進に働きます。体質を強化し目の疲れを和らげるクコの実との相乗効果で、炊き出しに最適なパワーUP!効果抜群の薬膳麻婆豆腐丼に仕上げました。
2011年5月に行った大槌町と陸前高田市での避難所9ヶ所・約2,000食の薬膳炊き出し。冷蔵施設が壊滅し豆腐が食べられない日々と伺い、豆腐を使ったパワーの出るメニューをと考案したのがこの薬膳麻婆豆腐でした。あれから2年、2013年7月10日岩沼みんなの家竣工式では、大河原町のもち豚と玉浦野菜の長ねぎを使い、みんなの家のかまどで炊いた玉浦産のお米を丼にして、玉浦薬膳麻婆豆腐丼としてお出ししました。
■レシピ開発・監修:堀 実佐子(国際薬膳師/日本国際薬膳師会副会長/有限会社和快代表)
■レシピ写真:久保 明子