10月24日(土)にみんなの「千年希望の丘」育樹&イモ堀りツアーを開催しました!
新型コロナの影響で、これが今年度初のツアーとなりました。
地域参加者限定とした今回のツアーには、岩沼や名取、仙台、富谷などから計41名の方々にお集まりいただきました。
当日は初ツアー開催を祝福するかのような晴天。強風や雨の降った時間帯もありましたが、大きな怪我や事故などなく無事に終えることができました。
ツアーでは以下のアクティビティを行いました!
◆ 「千年希望の丘」 育樹作業
◆ 「ひまわり農園」 イモ堀り
◆ 「いわぬまひつじ村」 ひつじの餌やり体験
参加者の皆さまが到着! 普段はみんなの家にて行う開会式を、今回はツアーの集合場所、「千年希望の丘」の駐車場で行いました。一般社団法人岩沼みんなのアグリツーリズム&イノベーションの代表理事を務めてくださり、一番の岩沼地域協力者でもある、谷地沼さんよりご挨拶いただきました。
ツアーの締めくくりに毎回開催している「岩沼震災の語り部」。いつもはみんなの家のスクリーンに資料を映して行っていましたが、今回は密を避けるため、開会式の挨拶の際に、谷地沼さんからお話していただきました。
谷地沼さんは震災後、防災士の資格を取得し、小学校の防災教育や震災の経験・教訓を伝える”語り部”としても活動されています。 震災の際に一番大切だったことはコミュニティだったといいます。岩沼市は住民と市が連携し、いち早い復興を遂げました。
玉浦地区では、みんなが顔見知りだったため、避難所の仕切りもなかったそうです。
「人と人のつながりを大切にしてほしい。」「いざという時どういう行動をとるか、家族で話し合ってほしい。」というメッセージを伝えていただきました。
◆ 「千年希望の丘」育樹作業
「千年希望の丘」二野倉地区に2018年に開場した「みんなの薬膳ファーム」の草抜きを行いました。このファームにはクコ、サンザシ、ナツメ、クワが植わっています。
このファームは、岩沼市の後援でとある肥料の試験も兼ねた3ヵ年の植栽計画となっていて、上記4つの薬膳種がこの地に根付き、実を付け、私達の目指す6次産業化商品となることができるかどうかの試験栽培のフィールドとなっています。
みなさん、一生懸命に作業をしてくれました。
皆さんのご協力のおかげでどんどん綺麗になっていき、30分ほどで作業が完了しました。
◆ 「ひまわり農園」 イモ堀り
「千年希望の丘」の「みんなの薬膳ファーム」での育樹の後は、メインイベントであるイモ堀り会場のあるいわぬまひつじ村へ。
ひまわり農園はひつじ村の運営団体と障がい者就労支援施設のひまわりホームが共同で管理している農園です。
市民農園もあり、様々な野菜を育てられています。
大きなおイモに大人も子供も大興奮!
「収穫したおイモ、どうやって食べる?」「カブっと食べる!」などの言葉も飛び出し、皆さん楽しんでいました。
たくさん収穫しましたね!!
◆「いわぬまひつじ村」 ひつじの餌やり体験
イモ掘りの後は、ひつじの餌やり体験です。 いわぬまひつじ村の松尾さんに、これまでの経緯をお話ししていただきました。
もともと住宅地だったこの場所は、震災で甚大は被害を受け、居住禁止区域となってしまいました。
放置された土地はやがて草が生い茂り、荒れ果てていきました。
そこに除草目的で2頭のひつじが連れてこられました。
やがてひつじがいることを聞きつけ、そこに元々住んでいた方をはじめ、多くの人が集まるようになりました。
それから月1回のWSを開催し、柵や小屋などをつくり、ひつじ村を発展させてきました。
今では毎月第3日曜日に市も開き、多くの人が集まる場となりました。
かわいくて癒されますね♪
最初は怖がっていた子供たちも段々慣れてきて、みんな楽しそうにしていました!
ひつじ達も「もっとちょうだい」とでも言うように寄ってきて、ご飯をもらい嬉しそうにしていました。
◆閉会式
閉会式を行い、ツアーは終了です!
閉会式後の「千年希望の丘」。太陽が神々しく輝き、希望の丘を照らしていました。
今回も皆さんのご協力で無事にツアーを終えることができました!
ありがとうございました!!
(text by m)