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「千年希望の丘」岩沼復興アグリツーリズム

2017/11/06

[レポート]10月29日(日)「千年希望の丘」育樹&どんぐり拾って種まきTOUR+みんなのプレハロウィン♪

去る10月29日日曜日、「千年希望の丘」育樹&どんぐり拾って種まきTOUR+みんなのプレハロウィン♪が開催されました。
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この日は岩沼みんなの家のツアーでは初めての、完全な雨天!
しかしながら東京や山形、宮城県内から、23名もの方々にご参加頂きました!
今回も最年少は3歳、最年長は84歳という幅広い方々が集まりました。
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雨天のため、みんなの家の軒下に集まって開会式を行いました。
この日は岩沼市より、菊地市長が駆け付けて下さりました。
ありがとうございました!
森を作るのに欠かせない育樹ですが、植樹と比べて人気も低く、人が集まりにくいそうなのです。
そんな中、育樹をしに集まって下さった参加者の皆さんに、お礼と激励のお言葉を頂いたのでした。
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開会式が終了し、一同バスで移動です!
晴れていれば「葛取り丘フラッグ」だったのですが、当日は足元が悪く、断念せざるを得ず…。
代わりに、千年希望の丘交流センターに向かいました!
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この日丘で活動予定だった他のグループの方もたくさん交流センターに集まる中、みんなのアグリグループははじめにパネル展示で震災被害について、改めて学習です。
センター内では当時の被害状況について、地図や写真、新聞記事などを基にわかりやすく説明されています。
これから目指す丘の森の構想についても、たくさんの資料と共に学ぶことも出来ます。
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続いて、みんなのアグリグループは防災と岩沼市の震災被害や被災者へ向けた取組みを、映像で学習します。
地球が活発な今、いつどこで大きな地震に遭ってもおかしくありません。
防災について、みなさん真剣に聞き入ります。
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映像を見終えると、映像中で紹介された絵本『きぼうのおか』が特別に配布されました。
この絵本では、震災に遭遇した家族の様子を、こどもが語る口調で描かれています。
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震災について学んだ後は、千年希望の丘の慰霊碑に向かいます。
鐘を鳴らし、黙とうします。
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祈り終えた一同は、再び岩沼みんなの家に戻ります。
みんなの家ではお昼ごはんの時間です!
実はこの日の為の特製メニューとして、玉浦産のさつまいもをたっぷり使用したサラダパンとさつまチョコアーモンドサンド、そしてさつまいものポタージュが提供されました。
スカスカ状態
実はカップや包み紙にハロウィンのシールを貼って用意していました。
朝からスタッフもフル回転で準備したサンドウィッチ、いかがだったでしょうか!
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皆さん家族で、お友達で、参加者同士で楽しく時間が過ぎて行きます。
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また、お昼の時間に参加者の方より素敵なプレゼントを頂きました!
岩沼みんなの家を描いた油彩画です!ありがとうございます!
早速店内に飾ってみました。
みんなの家に流れる穏やかな空気を感じられる素敵な絵ですので、ご来店の際はご覧になってみて下さいね。
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食後は木の種を撒きます!
千年希望の丘に生える木々から種を採取して撒く予定でしたが、雨天で丘に向かうのは断念。
ということで、今回はご協力を頂いていた森の防潮堤協会の園田さん、島影さんに採取して頂いた種を植えます。
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今回は「マルバシャリンバイ」という低木の種を撒きます。
漢字で書くと丸葉車輪梅。春になると白い花をつけ、公園などで身近に見ることの出来る木です。
千年希望の丘ではこのように、たくさんの種類の木々と共に植えられています。
とても広い公園内のうち、この日植える種は宮城県産の種から育った木々が並ぶ場所から採取されました。
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たくさんの種類の木を隣り合わせると、同種の木をたくさん植えるよりも生育が良くなるそう。
また、木は品種ごとにどこまで大きくなれるか、どのくらい長く生えていられるかが異なります。
こうしてたくさんの木々が競争し、助け合いながら育つことで、より豊かな森になるのです。
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また『宮城県産』というのも、実は大切なポイントなのです。
同じ種類の木でも、温暖な気候~極寒の気候まで、さまざまな環境で育つ場合もあります。
それぞれに種を付けますが、その種はそれまで自分が育った環境を記憶しています。
その結果、それまで生きてきた環境に一番適した種を作るので、種まきには近い環境で出来た種を使うと良い、ということです。
千年希望の丘で採取した貴重な種で、いざ種まきスタートです!
マルバシャリンバイの種は撒く前に少し手をかけてあげる必要があります。
一同説明を受け、種をもらいます。
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マルバシャリンバイの種はブルーベリーのような色をしており、少し小ぶりでまん丸く、意外と固いです。
この外側の実の部分を剥くと、内側から緑色の種が現れます。
こどもも大人も、どんどん剥きます!
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剥いた後は、ポットに植えてみます。
ポットの真ん中に指で穴を作ります。
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穴に種を入れてあげ、そっと土をかけてあげます。
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簡単なので、小さいお子さんも楽しく撒いてくれました。
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続いて、大きな育苗用の籠に種を撒きます。
こちらはぶつからない程度の距離に、種を置いて行きます。
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黒いポットに撒いた種は、自由にお持ち帰り頂きました。
こちらには、みんなの家の裏手に植えたコナラが落としたどんぐりも撒いてあります。
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芽が出てくるのは来春、5月頃だそう。待ち遠しいですね。
最後はみんなの家の中で、震災の語り部体験です。
この日一日中ツアーで案内をしてくださった谷地沼さんが語ります。
玉浦地区で震災直後、どのような混乱が起こったのか、それを住民はどう受け止め、対処していったのか。
お話を聞きながら、玉浦の人々の行動力に驚きつつも、自分たちがもし同じ状況に置かれたらと考えてしまいます。
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語り部が終わり、いよいよ閉会式!
参加者で記念写真を撮りました!
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今回のツアーでは、雨での開催にも関わらず、多くの方に岩沼に来て、食べて、学んで頂くことが出来ました。
参加者の皆さん、ありがとうございました!
また次のツアーで、お会いしましょう~!
(Text by suga)

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