1月28日(土)、2016年度 第6回「千年希望の丘」岩沼復興アグリツーリズムを開催しました!
いよいよ今年度最後となるアグリツーリズムとなりました。
今回は『岩沼白菜の農作業』、そして『餅つき』を行います。
仙台からのバスツアー、地元の参加者合わせ約25名の方々に参加頂きました。
天気は晴れですが、風が冷たい中での作業となりそうです。
皆さんどうぞ宜しくお願いします!
みんなの家から千年希望の丘へ移動し、
案内板の前で谷地沼さんから、千年希望の丘についてご説明頂きました。
(ちなみに、千年希望の丘周辺を含め正式名称は『東日本大震災メモリアルパーク 千年希望の丘 相野釜公園』とのこと)
これまでは育樹作業(草取り)のときにお話を伺いましたが、
現在は冬ということもあり、丘周辺に雑草がほとんどありません。
ということで今回は、千年希望の丘全体の図を眺めながら植樹や育樹についてのお話をして頂きました。
育樹をしているところとしていないところでは、苗木の成長に差が出ているとのこと。
これからもアグリツーリズムを通して育樹活動を継続したいと思います!
一行は園路を歩き、「千年希望の丘」3号丘の麓にある
『みんなの千年希望の丘ファーム』へ向かいます。
(駐車場から歩いて5分くらいです。園路の脇には過去に植樹された木々が育っています)
白菜畑へ到着し、さっそく八巻さんから作業についてご説明頂きました。
今回は、マルチを剥がす作業を行います!
(マルチは土壌の表面を覆っている黒いフィルムです)
実は、今回の農作業、第4回アグリツーリズムで定植した
岩沼白菜収穫を予定していましたが、生育不良により残念ながら断念。
水はけの影響もあり大きく育ちませんでした。。。
天候や土壌等に左右されることも農業の難しさと改めて痛感しました。
ただ、白菜をそのままにすることはできません。
このマルチを剥がし次の作物へと繋げなければ!
マルチをググッと引っ張り剥がしていきますが、ビニールが切れやすく少しコツのいる作業となります。
ただ、ベロっと剥がれたときは結構気持ちいいとのこと笑
それでは、作業開始です!
小さい白菜の場合は、マルチの穴からスポッと抜け抜けるのですが、
大きく横に葉が広がったものは穴に引っかかり、ビニールが破れてしまいます。
大きい白菜は先に抜いておくとマルチがうまく剥がれるようです♪
少しずつコツをつかみながらも、
見た目以上に手足に力が入る作業となり、皆さん終盤になると足腰に疲れが…
沿岸部はさらに風が強く、体感温度も低くとても寒く感じましたが、
皆さんもくもくと作業を行い、ほぼすべてのマルチを剥がし終わりました。
大変お疲れ様でした!
そして、ツアー一行はみんなの家に戻り『みんなの餅つき!』に参加しました。
例年、みんなの家ではこの時期に地域の皆さんと餅つきイベントを行っており、
昨年もアグリツーリズムの中での開催となりました。
ちょうど参加者が到着するころに、もち米が蒸かし終わりまして早速開始!
今年はもち米を潰すとこからツアー参加者も体験しました。
熱いうちにしっかり潰さなくてはならないのですが、これがかなりの重労働なんです。。。
そして、ある程度もち米が潰れたらまずは大人から餅をつきます。
返し手のかあちゃんと息を合せながらペッたんぺったん!!
そして、子供たちも一生懸命重い杵を振り上げ餅をついてくれました!
つきあがった餅はすぐに農家のかあちゃんたちに渡され、
美味しい美味しいお雑煮へ♪
参加者の皆さん、午前中の作業でかなりお腹が減っていたようですが、
自分たちでついたお餅でお雑煮を!と張り切って餅つきを行いました。
つきたてお餅入りのお雑煮、地域の方々と共に美味しく頂きました♪
餅つきの後は、みんなの家室内に場所を移し、
谷地沼さんに岩沼震災の語り部をして頂きました。
コミュニケーションの大切さ、避難所での過ごし方などのお話の中では、
参加者からもプライバシーに関する質問なども出て、
当時の様子を踏まえ、丁寧にお答え下さいました。
こうして第6回アグリツーリズム終了となりました。
最後には、八巻さんから岩沼白菜プレゼントのサプライズ!!
皆さん大きな白菜にビックリです。
持てるだけお持ち帰りください♪
そして是非、ご近所の方にも配って頂き、
岩沼白菜とアグリツーリズムのPR宜しくお願いします!
今年度の「千年希望の丘」岩沼復興アグリツーリズムは今回をもって終了となります。
ご参加頂いた皆さま、ご協力頂いた皆さま本当にありがとうございました!
来年度もアグリツーリズム開催予定となりますので、
引き続き、どうぞ宜しくお願い致します♪
(text by Ucchi)