からだによい★ゆず
「気(き)」の巡りをよくして胃液の分泌を促進し、「肺(はい)」を潤す作用があります。豊かな香りと爽やかな酸味で食欲を増進させ、味のアクセントとなるので、減塩効果もあります。
≪保存のコツ≫
使う際は時間が経つと切り口が酸化してビタミンCが失われ、香り成分も逃げるので直前に切りましょう。乾燥しないように袋に入れ冷蔵庫へ。冬は室内で1週間程度は大丈夫ですが、香りが命なのでなるべく早く使いきりましょう。
≪おすすめ調理法≫
黄ゆずは秋から、未熟果の青ゆずは夏に出回ります。果汁だけでなく果皮も利用され、調味料や薬味として活躍します。味噌に練り込んだ柚子味噌も有名です。ゆずの輪切りをアルコールと氷砂糖で漬けたユズ酒は疲労回復に役立ちます。
≪おすすめ簡単デトックスレシピ≫
●ほっこり里芋ともずくのゆずスープ
里芋やもずく、ゆずには「化痰(かたん)」という、水分代謝の障害によって体内に溜まった老廃物を排出してくれる、
一種のデトックスのような効能があるとされています。胃腸の働きを高めて、便通をよくし、
ダイエット効果が期待できます。
[主材料](2人分)
里芋 2個
もずく 40g
ゆず皮 1/2個分(青ゆず)
さやえんどう 4枚
[調味料A]
水 2カップ(400㏄)
鶏がらスープの素 小さじ2
塩 少々
[作り方]
①里芋は川をむいて輪切りにし、塩をふってもみ洗いしてさっとゆでる。
②ゆず皮は半分は千切りにし、残りはすりおろす。さやえんどうは細い千切りにする。
③鍋に水を沸騰させ、①を入れて5~6分柔らかく煮る。
④鶏がらスープの素と、もずくを加えてひと煮立ちさせ、さやえんどうを塩を加えて味を調える。ゆずのすりおろしを加えて火を止める。
⑤椀に盛り、ゆず皮の千切りを飾る。
・調理時間 約15分
(text & recipe, general editor 和快)